この資料について
読み終わると、Grok Botに「毎日やってる15分」を1つ渡せるようになります。
要点まとめ
ログインして、操作して、終わらせる。PCを閉じても裏で動く。
Xで伸びた使い方は、毎日の面倒を手放す系がほとんど。
送信・公開・購入・削除は承認制。ルールは共有ファイル1つ。
Grok Botの正体
一言でいうと「AIに自分専用のPCを1台渡す」アプリ。

参考: docs.x.ai/grok-bot/skills-routines-and-automations / x.ai/bot/use-cases
チャットAIとの違いは「手足」と「時間」

| いつものチャットAI | Grok Bot | |
|---|---|---|
| やること | 答える・書く | ログインして、操作して、終わらせる |
| 作業場所 | 会話の中だけ | 自分専用クラウドPC(ブラウザ・ターミナル・ファイル) |
| 動くタイミング | 話しかけた時だけ | スケジュール/イベントで自動起動(最短5分間隔) |
| 記憶 | 会話ごとにリセット気味 | Botごとに役割・作業文脈が育つ |
| チーム | 1対1 | 複数Botが同じPCを共有して分担・引き継ぎ |
1 Botあたりルーティン最大50個、スケジュールは5分以上間隔、ノートPCを閉じてもバックグラウンド実行 — Skills and routines / Botは役割と会話は別だがコンピュータは共有 — Create and manage Bots
で、みんな何に使ってるの?
X で実際に伸びた投稿だけを集めました(数値は 2026/10/11 取得時点)。
公式 @bot ― 一番刺さったのは「実務」系
Haggle Bot(調達担当Bot)1週間で $100K+ 削減
- 契約交渉・未使用SaaS席の発見・定期購入の価格チェック
x.com/bot/status/2095954887205138597
ほかにも:Team Bots(Slackに置ける共有Bot)♥6,225 / Cursorへのコーディング委任・PR管理 ♥6,948 / 自分から提案してくれる機能 ♥8,701
バズった活用例 TOP10(ユーザー投稿・いいね順)

家族Bot:学校・習い事メールを要約→大事な日付をカレンダーへ
@MatthewBerman「子どもの学校やスポーツのメールを全部読んで要約、重要日程を予定に入れる。大幅な時短」
リリース&QAの自動化:Slackに2体のTeam Bot
@poteto 管理Botが関係者にDM→ビルド監視→10体超で触り倒すテスト→不具合はエンジニアBotが修正へ
リサーチ・計画・指揮はGrok Bot、実装は別AIという分業スタック
@minchoi「リアルタイム調査→Grok Bot、計画とオーケストレーション→Grok Bot」をブックマーク推奨
アクセシビリティ:ALSの方がYouTube告知投稿の下書きまで任せる
@ALScyborg Neuralink患者。YouTubeリンクを渡すと内容を把握し、X/Facebook用の告知文を下書き
アプリを作って、App Store申請・更新・公開まで
@DirtyTesLa「作る→ストアにアップ→修正・更新→公開まで全部Grok Botにやらせられる」
サブスク棚卸し・家計ダッシュボード
@poteto「払っているのを忘れたサブスクを洗い出して節約を」。日本でも @gota_bara がサブスク台帳化→解約まで実施
「最初と最後の1マイル」:文脈集め→ルーティン→開発委任
@poteto 何をやるべきか決める部分と、やり切る部分をBotに。イベント駆動ルーティンで新規リードから自動起動
寝ている間の見張り番
@joehansen「PCを閉じても再起動しても寝ても動き続ける」。夜通しチケットを監視し修正完了で通知
未読10万通の受信箱を一掃→原因の配信停止まで
@mikepat711 さらに賃貸更新PDFの選択・署名→確認後に返信、まで音声1つで依頼
Bot設計Bot「Dr Eggbot」でチームを作る
@poteto 高品質なBotを作ってくれるBot。ルーティンの無駄・高コストの健康診断も(日本でも @cu30rry_ が絶賛)
日本語圏 ― 日本勢は「毎朝の巡回」を手放している
伸びている人の共通ルール
中の人(@poteto)と公式ドキュメントより。
最初はBot 1体で全部やる
複数Botは「専門化と整理」のため。慣れてから増やせばいい。
ルーティンは頻度を上げすぎない
15分毎=1日約100回、毎回トークン消費。1時間毎〜1日数回で十分。定期タスクは会話の短い新しいBotへ。
公式の「育て方」7段階
- 仕事・情報源・出力形式・境界をBotの説明に書く
- 安全な範囲で本物のタスクを1回やらせる
- レビューできる品質まで直す
- 成功手順をスキルとして保存
- 別の入力でもう一度テスト
- 失敗時の動きを決めてからルーティン化
- 外部への重要操作は承認制のまま
じゃあ今日、園長は何をやらせたか
2026年10月11日(日)、半日分の実ログから。

| 任せたこと | 中身 |
|---|---|
| 🔌 5サービスを数分で接続 | Gmail / Calendar / Drive / Notion / GitHub |
| 📨 受信箱を読んで公証人面談の準備メモ | 新会社「HAIKU」定款認証のビデオ面談に向けて、必要事項を整理 |
| ⏰ 朝のリマインド・ルーティンを設定 | 毎朝決まった時刻に自動で動く |
| 🚑 Vercelデプロイ失敗を診断→修正PR→本番復旧 | 9/27から続いていた失敗。クラウドエージェントが1行PR |
| 👀 GitHubのCI失敗ウォッチを常設 | イベント駆動ルーティンで再発を即検知 |
| 💻 Claude Code / Codex CLI をBotのPCに導入 | 園長がやったのはログインだけ |
| 🎙️ 音声で依頼→Obsidian「AIカンパニー」を分析 | 分析ノートとして保存まで |
依頼・確認・マージ・ログイン。調べる・書く・直す・見張る は全部Bot側。
受信箱 → 面談準備メモまで一気通貫
園長受信箱を見て、HAIKUの定款認証(公証人とのビデオ面談)の準備メモ作って
Grok Bot関連メールを確認しました。面談前に用意するもの・確認事項・当日の流れを準備メモにまとめます。
園長あと毎朝リマインドもお願い
Grok Bot朝のリマインド・ルーティンを作成しました。次回実行時刻を表示しています。
※ やりとりは要約したイメージ- コネクタ接続は数分。OAuthで許可するだけ
- 「どのメールを読むか」を指定しなくても、目的から探してくれる
- 単発タスク → そのままルーティン化が自然な流れ
イベント・申請・契約ごとに「準備メモBot」を作ると、毎回の段取りがスキルとして溜まっていく
2週間止まっていた本番デプロイを半日で復旧

Botのパソコンに他のAIを住まわせる
インストールも設定もBot。園長はブラウザでログインしただけ。→ Grok Botを“司令塔”に、各社のコーディングAIを呼び出せる構成に。
同じ発想の投稿:@cu30rry_「Grok Botに "Login Claude Code or Codex" と伝えれば使える」/ @nittajun「Grok Botの中にCLIを入れてCodexを動かす、最近よく見る」
「AIカンパニー」フォルダを読み込ませ、構成や論点を分析。結果は分析ノートとして保存まで完了。移動中でも、しゃべるだけで「調べて→まとめて→保存」が終わる。
「AIを選ぶ」より「AIが働く場所を持つ」ほうが強い
速報:動物動画の担当Botを作った
今日の夕方〜夜、毎日手作業だったYouTube・TikTok・Instagramの投稿を、専用Bot 1体に任せた流れ。
できるようになったこと
その日の話の本編・縦長・サムネ・投稿文の準備 / 3つのSNSへ20時の自動投稿 / 投稿後のチェック
最初の接続で鍵を貼る・許可を押す / 公開前の最終OK
必須:Claude Code・CodexのCLIをつなぐ
Cursorの$20プランでGrok Botに全部やらせると、すぐ使用量の上限に届く。重い作業は自分のClaude Code/Codexに回すのが前提。
考える・段取り・確認・秘書仕事(メール、予定、Notion、見張り)
コーディング・資料や動画の制作・画像生成など重い作業。自分のサブスク枠で動くのでCursorの使用量を食わない
やり方は「Claude CodeとCodexを入れてログインして」とBotに言うだけ。ログイン画面だけ自分で通す。
1つのチャットで何でも続けられる理由と、記憶の3層
普通のAIチャットは、話題を混ぜるとすぐに文脈がいっぱいになる。Grok Botは1つのチャットで相談も実装も続けられる。ただし万能ではないので、記憶を3層で持たせる。
記憶の3層
| 層 | 中身 | 例 |
|---|---|---|
| ① ルールブック(全Bot共通) | Claude CodeのCLAUDE.mdにあたるもの。Botの役割・やっていいこと・承認が必要なこと・表記ルールを1ファイルにまとめ、全Botが参照する | コハクのルール.md(「ウラチカ」の表記、送信や公開は必ず承認、重い作業はClaude Code/Codexへ) |
| ② メモリー(Botごと) | Botが会話の中で覚えた大事な決めごと・好み・事実。次の会話でも覚えている | 「勉強会資料は動物図解のHTMLスキルで作る」「Xのフォロー整理は1日50件まで」 |
| ③ 会話ログ(Obsidian) | 全部の会話を毎日、専用フォルダに自動保存。あとで検索・振り返り・他のAIの材料にできる | 毎晩23:50に 119_grokbot_log/2026年10月/2026年10月11日_GrokBot会話ログ.md へ。Claude Code・Codexのログと同じ形式 |
コツ:ルールを変えたらルールブックを直す(メモリーにルールを書き写さない)。毎日の仕事は担当Botに分けると、さらに崩れにくい。
“任せる”と“丸投げ”の境界線
公式ドキュメントの承認ルールより。

メッセージ・招待の送信 / 公開・投稿 / 購入・送金 / データの削除・上書き / 権限変更・本番環境の変更 / 規約への同意
最初は読み取り+下書きだけ / Test runも「本物の作業」。安全な入力で / データが無い/古い時の動きを指示しておく / ルーティン削除は即時・取り消し不可 / 接続中のコネクタとルーティンを定期点検
docs.x.ai/grok-bot/approvals-security-and-privacy / docs.x.ai/grok-bot/skills-routines-and-automations
今夜から始める7ステップ

そのまま使える依頼テンプレ
毎朝7時に、Gmailとカレンダーを見て「今日の予定・要返信メール・締切」を5行でまとめて。送信や返信はしないで、下書きまでにして。
毎朝8時に、このリストのアカウントとキーワード「Grok Bot」で伸び始めた投稿を5件、URLといいね数つきで報告して。数字は取得した値だけ使って。
GitHubで(リポジトリ名)のCIが失敗したら、ログを読んで原因と修正案をまとめて。修正PRはクラウドエージェントに作らせて、マージは私がする。
受信箱から(案件名)に関するメールを探して、面談・手続きの準備メモ(持ち物・確認事項・当日の流れ・未確定事項)を作ってDriveに保存して。
宿題 ― ウラチカメンバーへ
今週のお題:「毎日やってる15分」を1つ渡す

棚卸し
毎日・毎週くり返している作業を3つ書き出す
1つだけ任せる
「読む・まとめる」系を選び、Bot 1体で1回やらせる
シェア
Before/Afterと使った依頼文をウラチカに投稿。良い例は次回紹介!
3つだけ持ち帰る
- Grok Botは「AIに自分専用のPCを1台渡す」もの。答えるだけでなく、操作して終わらせる。
- まず1体・普段のアプリをつなぎ・読むだけタスクから。成功したらスキル→ルーティンへ。
- 送信・公開・購入・削除は承認制のまま。ゴールは「自分が寝ている間に1つ仕事が終わっている」状態。
Q&A:「これ任せられる?」をその場で一緒に考えます ― なりタイ園長 🦁 | X @naritai_hojosen
出典(X投稿の数値は 2026/10/11 13時台 JST 取得)
公式ドキュメント
docs.x.ai/grok-bot/skills-routines-and-automations / docs.x.ai/grok-bot/bots / docs.x.ai/grok-bot/use-cases / x.ai/bot/use-cases / docs.x.ai/grok-bot/approvals-security-and-privacy
公式 @bot
Haggle Bot / 専用メール / Finance / Team Bots / 開発委任 / 提案機能
日本語記事
やまと|Grok Botの始め方・使い方・実務活用完全ガイド(note) / Grok Botの構造とデータから理解する導入と安全な運用(Zenn)
X投稿
@MatthewBerman 家族Bot / @poteto リリース/QA / 最初と最後の1マイル / 始め方 / 使用量Tip / 家計 / Dr Eggbot / @minchoi スタック / @ALScyborg / @DirtyTesLa / @joehansen / @mikepat711 10万通 / 賃貸PDF / @note_ai_mousigo / @wad0427 / @kinopee_ai / @YunjieD / @cu30rry_ / @ao_4_ma / @gota_bara / @aimi_teno / @ashpokedev / @seltzer / @ALScyborg(Amazon)
料金プランは公式で確認が取れなかったため載せていません。CASE 1 のやりとりは要約したイメージです。
