話しかけない会社は、何人いても育たない
会社は待っていても働きません。育てるとは「頼む → 納品 → 一言返す → 手順書に焼き込む」を毎日1回まわすこと。完璧な発注書より、毎日の1行です。
建てた会社を、1日1件の仕事で育てる
前回の勉強会でAIカンパニーを建て、キットも配りました。でも「建てたあと、何をさせればいいか分からない」で止まっている人が多い。園長も最初は同じところで悩みました。いまは毎日1件の仕事で会社が回っています。今夜はそのやり方を、復習も兼ねて話します。
図: 今夜の地図。建てる → 頼む → 返す → 焼き込む → 増やす。今夜は2〜4を毎日まわす話が中心です。
迷ったらここに戻る
今夜の90分は、この3行につながっています。質問①②③への答えも、全部ここから出てきます。
会社は待っていても働きません。育てるとは「頼む → 納品 → 一言返す → 手順書に焼き込む」を毎日1回まわすこと。完璧な発注書より、毎日の1行です。
切っても MEMORY.md・SKILL.md・育成ログは残ります。仕事が1つ終わるたびに切ってよく、再開は「MEMORY.md を読んで続きをやって」の一言。
雇う前チェック3つが揃うまで増やさない。動いていない社員は凍結し、報告は「自分が読める量」だけにします。園長もそこから始めて、いまの形になりました。
目安 3分メンバーの声から
前回(勉強会㉕・2026年7月26日)の芯を1行ずつ思い出してから、メンバーから届いた3つの質問に入ります。質問は匿名で要旨だけをまとめています。
AI社員は「会社の記憶」を読んで働きます。優秀なモデルを選ぶ話ではなく、読ませる記憶を置く話でした。
会社の実体は MEMORY.md / SKILL.md / 発注箱 / 納品棚。開けば中身が見えるただのファイルです。
検査(フォルダ構造や必須項目)は機械で、採用(成果物がよいか)は社長が決める。検査合格=採用ではありません。
キット v2 を配布中です。初めての人は新規版ZIP、前のキットで会社を作った人は更新版ZIP(今の社員・知識・成果物・仕事台帳を残したまま、運用ルールだけ更新します)。すでに会社がある人は、新規版を上書きしないでください。
同梱の2週間ロードマップは、そのまま今夜の順番と重なります。
キットを入れて会社を建てたけど、社員の育成が全然できていない。何をさせたらいいんだろう、で止まっている
会社を始めたセッションを使い続けないといけない? 新しいセッションで会社が育ち続けるのか分からない。どこで切ればいいのか、いつも分からなくなる
めっちゃ使っているけど社員が2人しかいない。他のBrain(AI秘書)と競合しないか、CLAUDE.md にどう書けば両方動く?
ここで園長が実体験を話します(資料には見出しだけ)。
目安 5分今夜配布
前回配ったキット v1 は「会社を建てる」まででした。v2 は建てたあと、社員1人に仕事を頼んで、直して、次に引き継ぐまでを練習できる形にしました。
初めての人 → 新規版ZIP。v1 で会社を作った人 → 更新版ZIP(いまの社員・知識・成果物・仕事台帳を残したまま、運用ルールだけ取り込みます)。すでに会社がある人は、新規版を上書きしないでください。
図: キット v1 から v2 で変わった5つ。今の会社は消さずに更新版で取り込める。
| 変わったところ | v1 | v2 |
|---|---|---|
| ① 入口 | 「かいしゃを建てて」のウィザードで開業まで | START-HERE.md(+ONBOARDING.md)で、開業から最初の1件を頼んで採用するまで案内 |
| ② 返事 | 一言コメント(いいねでもOK)を育成ログへ | FEEDBACK.md に「採用/ここを直す/今回は見送り」を文字で記録。👍は見ただけ。「次回も」は預かり札 |
| ③ 手順への反映 | 同じ学びが3回たまったら手順書へ | 「次回も」と付ければ1回目から記録。記録 → 手順へ反映 → 次の仕事で確認、を分ける(回数で自動昇格しない) |
| ④ 記録と検査 | tools/check.mjs(フォルダ構造の検査)だけ | tools/work.mjs で仕事IDと版を残す(Node が無くても Markdown の手順で同じことができます)。検査合格と採用は別 |
| ⑤ 引継ぎ | Claude Code だけ | HANDOFF.md(AIやPCを切り替える時の引継ぎ書式)、AGENTS.md(Codex の入口)、OPENCLAW.md。どのAIから入っても同じ手順 |
更新版ZIP は、この5つの運用ルールだけを今の会社に足します。
資料は1〜3件からでOK。索引に出典・確認日・使う仕事を残す形にしました。
Discord の4つの置き場と、顧問の呼び方の設計書です(設定は任意・別途)。
ZIP を開いたら読む案内ページ(v1 には無し)。練習は架空の読書会の案内文を1往復(NEXT-WORK.md)。
ここで園長が実体験を話します(資料には見出しだけ)。
目安 8分質問①に答える
止まっている会社に共通しているのは、社員の不出来ではありません。発注が0件なことです。社員は「発注」が来て初めて動きます。
会社を建てた直後は、フォルダも社員も検品もそろっています。それでも何も起きないのは、郵便受け(発注箱)が空っぽだからです。逆に言えば、1行の発注さえ入れば、そこから先はキットが用意した流れに乗ります。
そして「何をさせればいいか分からない」の正体は、多くの場合頼む仕事の在庫が無いことです。だから最初にやるのは発注ではなく、在庫づくりです。
先週、自分の手でやった作業を3つ書き出し、来週もやるものを1つ選ぶ。それが1人目の担当になります。ゼロから考えるのではなく、すでに自分がやっている仕事から選ぶのがコツです。
例プロンプト
先週やった作業を3つ言うから、来週もやるやつを1つ選んで、この社員の担当にして
図: 発注 → 納品 → 「採用」か「ここを直す」 → 「次回も」で手順書へ。この4つが1周して、初めて会社は「動いた」と言えます。
頼みたい仕事を1行で。長い依頼書は要りません。まず「何を」だけでも置きます。
社員が output に成果物を置きます。場所が決まっているので、探さなくて済みます。
「採用」か「ここを直す」。この一言が育成ログに積まれて、次の仕事の質が変わります。
「次回も」と付けて手順書に足す。同じ指摘を二度言わなくて済むようになります。
どれも「今日中に終わる大きさ」です。正解は1つではないので、当てはまるものから1つ選んでください。
「MEMORY.md を読んで、この会社の次の一歩を提案して」— 何を頼むか本当に決まらない日は、これを社員に投げるところから始められます。会社の記憶を読んだうえで提案が返ってくるので、そこから1件選べば発注になります。
ここで園長が実体験を話します(資料には見出しだけ)。
目安 10分いまの回し方
園長も最初は「建てたけど、何をさせればいいか分からない」で止まりました。いまは毎日の仕事のなかで会社が回っています。ここではいまの回し方と、そこにたどり着くまでに直した3つを見せます。
図: 園長も最初はここで悩みました。いまは毎日1件の仕事で回っています。
先に「いま」を見せます。難しい仕組みではなく、毎日の仕事のなかに会社が入っているだけです。
Threads朝刊・X朝刊・音声台本・AIニュース。朝起きたら、その日のぶんができています【実装済み】。
園長へ/成果物と下書き/顧問に相談/会社日誌。通知が鳴るのは「園長へ」だけ【実装済み】。
今日判断が要る件数/確認待ち/失敗・要確認/続きを見る場所。1分で読み終わります【実装済み・園長の環境】。
園長のPCの中だけで開く画面で、仕事・判断・改善の履歴を1画面で見られます【実装済み・園長の環境】。
Discordの「顧問に相談」へ書くと、園長のPCでClaude Codeが回答を作り、同じチャンネルへ返します。園長専用の追加機能で、配布キットには含まれません。 仕組みと使い方を見る
頼む → 成果物に「採用/ここを直す/今回は見送り」 → 次回に反映。この往復が最後まで通る形になりました【実装済み】。
やってほしいことより先に人数を増やすと、頼む仕事が追いつきません。
→ いまは、毎日くり返している仕事がある担当から1人ずつ。
ぜんぶ通知にすると1日およそ25通になり、読めなくなります。園長も最初にここで気づきました。
→ いまは、鳴るのは「園長へ」の棚だけ。
感想を言っても、次の仕事に反映される道がありませんでした。
→ いまは「採用/ここを直す/今回は見送り」の3語が、そのまま次回に返ってくる。
当てはまるものにチェックを入れて「診断する」を押してください。判定は当てはめの目安です。結果は1行でコピーできるので、そのままチャットに貼れます。
うちの会社: —(この診断は当てはめの目安です)
ここで園長が実体験を話します(資料には見出しだけ)。
目安 10分質問①に答える
ここから先は「型」です。断定ではなく、今日から試せる形にしてあります。当日の園長の話で更新される前提で見てください。
図: 発注は3行(何を/いつまでに/どこに)、返事は「採用/ここを直す/今回は見送り」。完璧な発注書より、毎日の1行。
発注に必要なのは「何を」「いつまでに」「どこに」の3行だけです。これ以上書こうとすると、書けない日が出てきて発注そのものが止まります。3行で足りない情報は、社員から質問が返ってくるので、そこで足せば十分です。
置き換え説明: <会社フォルダ> は自分の会社の場所に、<ほしい成果物を1行で。…> <例: 今日中> <例: output/ に日付つきファイルで> は自分の仕事に書き換えてください。
<会社フォルダ>/MEMORY.md を読んでから、次の仕事を first-staff にお願いします。 # 発注 - 何を: <ほしい成果物を1行で。例: 昨日のチャット履歴の要点を3つにまとめたメモ> - いつまでに: <例: 今日中> - どこに: <例: output/ に日付つきファイルで> 納品したら、ファイルの場所を1行で教えてください。
この形でよい、という採用の合図です。そのまま続けてもらいます。返さないことが一番効きません。
1点だけ、今回のぶんを直す合図。「次は結論を先頭に」のように具体的に1つ。育成ログに1行残ります。
恒久ルールにする合図。SKILL.md に行が増え、次から言わなくて済みます。これが「育った」の正体です。
「納品には必ず一言コメント」。キットにはもともとこの1行が書いてあります。育成ログは、この一言がないと積まれません。
ただし感想だけでは次に効きません。「いいね」「助かる」は言ってかまいませんが、それは感想であって記録される判断ではありません。判断は「採用/ここを直す/今回は見送り」の語で返してください。
① 朝、今日の1件を決める
MEMORY.mdと担当社員の育成ログを読んで、今日の1件を提案して
② 納品を受け取った直後に1行返す
採用。次回からは結論を3行目までに
③ 週末、焼き込む方針を1つ出させる
今週の育成ログを読んで、手順書に焼き込むべき方針を1つ提案して
ここで園長が実体験を話します(資料には見出しだけ)。
目安 7分質問②に答える
「会社を始めたセッションを使い続けないといけないのでは」という不安への答えです。結論から言うと、切って大丈夫です。
図: 会社の記憶はファイルにあります。セッションは、それを読む道具です。
会社の記憶は MEMORY.md / SKILL.md / knowledge / growth-log / output というファイルに入っています。セッションはそれを読むための道具で、記憶の本体ではありません。だから新しいセッションでも、会社は続きから育ちます。
迷ったら「今の仕事は記帳まで終わった?」と聞いて、終わっていれば切る。納品前なら「ここまでを output に置いて」と言ってから切れば、成果はファイルに残ります。
今の仕事は記帳まで終わった? 終わってたら「切ってOK」と言って
次のブロックBを新しいセッションに貼るだけ。会社の記憶を読んでから、未完の発注を拾ってくれます。
置き換え説明: <会社フォルダ> を自分の会社の場所に書き換えてください。
<会社フォルダ>/MEMORY.md を読んで、この会社の続きをやってください。 未完の発注が 06-todo にあればそれを優先し、無ければ「次の一歩」を1つ提案してください。
PCとMacなど、同時に2台から同じ会社フォルダに書かないでください。同じファイルの取り合いになって、記録が二重になることがあります(園長も最初に経験しました)。使うのは1台ずつ、が安全です。
ここで園長が実体験を話します(資料には見出しだけ)。
目安 8分育つ=記憶が増える
「育てる」を具体的に言うと、記憶が増えることです。置き場が3つあり、それぞれ役割が違います。
図: 手順書・参考資料・育成ログ。「次回も」と付けた希望は1回目から預かり札として記録されます。
社員の手順書。「ずっとこうしてほしい」を書く場所です。一言の指摘がここに入ると、次から言わなくて済みます。
資料の置き場。ファイルを足したら _INDEX.md に1行足すのが約束です。目次に無い資料は使われません。
一言コメントの記録。ここが空のままなら、育成は始まっていません。返事のたびに1行ずつ積まれます。
「次回も」と付けた希望は、1回目から預かり札として記録されます。手順書に入れるのは、社長(あなた)が確認してから。記録 → 手順へ反映 → 次の仕事で確認、の3つを分けて考えてください。「何回たまったら」という回数は目安であって、自動で手順書に入る条件ではありません。
記憶が増えると、頼み方が短くなります。最初は3行の発注が必要でも、手順書とログが育つと「いつもの」で通るようになる。ここまで来ると、1日1件の発注が1分で終わります。
置き場を用意しただけでは、記憶は育ちません。焼き込む人の一言があって、初めて効きます。ログが増えても、読み返して手順書に移す一言が無ければ、次の仕事は変わらないからです(園長の実感です)。逆に言えば、一言さえ返していれば、置き場は3つで足ります。
ここで園長が実体験を話します(資料には見出しだけ)。
目安 7分質問③に答える
「社員が2人しかいない」は、問題ではないかもしれません。増やす前に、1人目を育てきるのが先です。園長も最初は一気に増やして手が回らなくなり、いまは毎日の仕事がある担当から1人ずつにしています。
図: 雇う前チェック3つ。揃うまでは雇わず、そのまま頼みます。
knowledge/ にある揃うまでは雇わずに、そのまま頼む。単発・思いつき・「あったら便利」では雇いません。
review/frozen-hires/ へ移す園長も最初は一気に増やして手が回らなくなりました。いまは毎日の仕事がある担当から1人ずつにしています。
この仕事、同じ種類で3回頼んでコメント3回返した? まだなら社員は増やさずそのまま頼んで
顧問は、相談する場面が決まってから置きます(園長の会社では、いまは相談すると自動で所見が返る形にしています【実装済み】)。キット段階では顧問は不要です。社員1人を育てきるのが先。
置き換え説明: <毎週くり返している仕事。…> は2人目に任せたい仕事、<会社フォルダ> は自分の会社の場所、<もう1つのBrainの名前> は併用しているBrainやAI秘書の呼び名に書き換えてください。後半3行は第8章で使います(プロジェクトの CLAUDE.md に足す部分です)。
# 社員を増やす <毎週くり返している仕事。例: 週1回のニュースまとめ> の担当社員を増やしてください。 役割・参照資料・納品先を SKILL.md に書き、MEMORY.md の部署一覧にも1行足してください。 # 他のBrainと共存する(プロジェクトの CLAUDE.md に足す3行) - 仕事の記憶と納品は <会社フォルダ> のAIカンパニーが担当。予定・相談は <もう1つのBrainの名前> が担当。 - 納品先・報告先が両方に書いてある時は、AIカンパニー側の指示を優先する。 - どちらに頼むべきか迷う仕事は、作業を始める前に「これはどちらに頼みますか?」と1回だけ聞く。
2人で正しいです。社員の数は成果ではありません。園長も最初は一気に増やして手が回らなくなりました。数を増やすより、いまの2人に毎日1件の発注が届いているかを先に見てください。
ここで園長が実体験を話します(資料には見出しだけ)。
目安 8分園長が最初に通った道
報告の量は、能力ではなく設計で決まります。全部を通知にすると読めなくなる — 園長も最初にここで気づいて、鳴る棚を1つに絞りました。
図: 報告先 Before / After。全部の棚が鳴ると読めなくなる。いまは棚は4つのまま役割の名前に付け替え、鳴るのは園長への棚だけです【実装済み】。
回答を作るのは、園長のPCに入っているClaude Codeです。 受付プログラムが相談ごとにClaude Codeを裏で起動し、担当顧問の手順書と知識を渡します。今開いているチャットへ送る方式ではありません。
知っておきたい範囲:顧問は渡された資料から答えます。この回答処理では外部検索を使わないため、最近買ったBrainや最新の価格を必ず把握しているわけではありません。資料が足りなければ、商品概要などの確認が必要です。動作には園長のPCと受付サービスの稼働が必要です。
参加者のV1・V2:このDiscord受付・自動回答・操作室は同梱していません。参加者は会社フォルダをClaude Code/Codexで開き、保存した担当者の手順と資料を読ませて、チャットから依頼・相談します。
毎朝07:00に🔔園長へ1通。同じ日に2回は送りません。「昨日の便が届いたか」の自動判定は【次にやる】です。
👍は「見た」の印だけで、記録には残りません(同じ意味の言い方も通ります)。「次回も」と付けると改善指示として預かります(手順書への反映は園長が確認してから【次にやる】)。
| 報告の種類 | Before(園長の会社) | After(実装済み/予定の札つき) |
|---|---|---|
| 発注の承認・警報 | 4チャンネルのどれか+メンション | 🔔園長へ(メンションはここだけ)【実装済み】 |
| 毎朝の自動便 | 4役ぶんを個別に投稿 | 🔔園長へ に07:00の1通(4項目)だけ【実装済み】 |
| コピペ用の下書き | 本文まで通知に混ざる | 📦成果物と下書き(取りに行く場所・通知なし)【実装済み】 |
| 納品 | 納品の棚+メンション | 📦成果物と下書き【実装済み】 |
| 顧問の所見 | 顧問の棚+メンション | ⚖️顧問に相談(相談した時だけ見る)【実装済み】 |
| 情報・週次 | システムの棚+メンション | 📒会社日誌(園長は読まなくてよい)【実装済み】 |
| 同じ日に同じ題 | そのまま二重に届く | 2回目を捨てる【次にやる】 |
| 園長の返し | 読み切れず返せない | 文字で「採用/ここを直す/今回は見送り」+一言【実装済み】(👍は見ただけ) |
| 園長の返事の入口 | 入口が決まっていない | Discordの返信・園長のPCの中だけで開く画面・会社フォルダのコマンドの3か所から同じ台帳に入る【実装済み】 |
Before は園長が最初に通った形、After はいまの形です。【実装済み】は動いているもの、【次にやる】はこれから足すものです。当日の園長の話で更新されます。
報告の量は「自分が毎日読める量」から逆算します。目安は、通知が1日1〜3通【次にやる】。読んだら文字で一言返す(採用/ここを直す/今回は見送り)。返せない量になっているなら、能力ではなく報告先の設計が間違っています。
Discord は要りません。納品棚(output)と「今日の一言」だけで足ります。慣れて自動便を作るときに、初めて通知先を1つ作れば十分です。園長は先に通知先を4つ作ってしまい、読めなくなりました(いまは4つの棚に役割を付け直し、鳴るのは1つだけにしました【実装済み】)。なお操作室・自動で返る顧問・毎朝の通知は園長の環境で実装したもので、キットには入っていません(使うには別途の設定・実装が必要です)。
ここで園長が実体験を話します(資料には見出しだけ)。
目安 5分質問③に答える
「他のBrainやAI秘書を入れていて競合しないか」「CLAUDE.md にどう書けば両方動くか」への答えです。
図: 会社に「出勤」させる入口は、プロジェクトの CLAUDE.md(Codex なら AGENTS.md)の数行です。
会社フォルダの外で作業していても、プロジェクトの CLAUDE.md(Codex なら AGENTS.md)に「仕事を始める前に <会社フォルダ>/MEMORY.md を読み、納品は output に置く」の数行があれば、成果は会社に流れます。
入口が会社フォルダにしか無いと、外で作った成果は会社に残りません。ルールが守られないのではなく、入口が足りないだけです。園長も最初はこれで気づいて、いまは Claude Code でも Codex でも、どのAIから入っても同じ受付箱を読む形にしました【実装済み】。
まず前提として、CLAUDE.md は2種類あります。どちらも読まれます。
Windows は C:\Users\<名前>\.claude\CLAUDE.md、Mac は ~/.claude/CLAUDE.md。秘書系のBrainが入るのはここです。
会社フォルダの中にある CLAUDE.md(=キットが置くもの)。会社の仕事は、会社フォルダを開いてやるのが基本です。
両方読まれるので、ふだんは会社フォルダを開くだけで足ります。秘書として振る舞ってしまって会社の仕事をしない、という症状が出た時だけ、全体用に1行足してください。「衝突しない」とは断言しません — 出た時に1行で寄せる、という考え方です。
AIカンパニーのフォルダを開いた時は、そのフォルダのCLAUDE.mdを優先して
コピペで使える「共存の3行」は、第6章のブロックCの後半に入れてあります(二重掲載しないよう、原文は第6章に1回だけ置いています)。
→ ブロックC「社員を増やす/共存の3行」へいま使っているモデルのままで大丈夫です。会社の育ちはモデルではなく、記憶と一言で決まります。会社はファイルに残っているので、途中でモデルを変えても続きから動きます。やり直しは不要です。どれが最適かは検証していないので断定しません。
ここで園長が実体験を話します(資料には見出しだけ)。
目安 7分匿名でまとめています
メンバーから届いた質問のうち、同じ内容が複数回きたものを7つにまとめました。答えはすべて「型」です。当日の園長の話が正になります。
Q1建てたけど、何をさせればいいか分からない
A発注書は要りません。先週あなたが手でやった作業を3つ書き出し、来週もやるものを1つ選んで、毎日同じ種類の仕事を1件頼みます。園長の会社でいま動いている担当も、全員「毎朝の定型仕事」から始まりました。
MEMORY.mdと担当社員の育成ログを読んで、今日の1件を提案して
Q2セッションはいつ切ればいい? 新しいセッションで会社は育ち続ける?
A1仕事1セッション。納品 → 一言 → 記帳が終わったら切ってよく、長くても数時間が目安です。記憶はチャットではなくファイル(MEMORY.md・growth-log・SKILL.md)にあるので、次は同じフォルダを開けば続きから始まります。
今の仕事は記帳まで終わった? 終わってたら「切ってOK」と言って
Q3めっちゃ使っているのに、社員が2人しかいない
A2人で正しいです。園長も最初は一気に増やして手が回らなくなりました。雇う前チェック3つ(同じ種類を3回頼んだ/資料が knowledge/ にある/コメントを3回返した)が揃わなければ、雇わずにそのまま頼みます。
この仕事、同じ種類で3回頼んでコメント3回返した? まだなら社員は増やさずそのまま頼んで
Q4自走って、決めたことを寝ている間に動かすこと?
A違います。自走とは次に開いた時に、前回の資料とコメントを覚えていること。だから自分の過去成果物を3本 knowledge/ に入れ、納品には必ず一言返します。寝ている間の自動便は、園長の会社でも最後に作った部品で、いまは不要です。
knowledgeに入れた資料を目次に足して。次の仕事からそれを読んで
Q5CLAUDE.md はどこに保存されている? 他のAI秘書と一緒に使える?
A2種類あります。全体用(Windows は C:\Users\<名前>\.claude\CLAUDE.md/Mac は ~/.claude/CLAUDE.md)と、フォルダ直下用(このキット)。両方読まれるので、会社の仕事は会社フォルダを開いてやります。秘書として振る舞って会社の仕事をしない時だけ、全体用に1行足します。
AIカンパニーのフォルダを開いた時は、そのフォルダのCLAUDE.mdを優先して
Q6モデルはどれがベスト? ここまではやり直さなくていい?
Aやり直しは不要です。会社はファイルに残っているので、モデルを途中で変えても続きから動きます。どのモデルが最適かは、検証していないので断定しません。
MEMORY.mdを読んで、この会社の次の一歩を提案して
Q7ウラチカでキットをもらった、と言っていい?
A言ってOKです。納品が1本できた日に、すぐ 🎖️実績報告 に貼ってください(4週間待たなくて大丈夫)。守るのは1つだけ、output/ に取引先の実名・連絡先を書かないことです。
この納品を実績報告に貼りたい。個人情報が入ってないか確認して
ここで園長が実体験を話します(資料には見出しだけ)。
目安 10分当日ライブ
当日は、この3つを実際の画面でやります。タブを切り替えると、それぞれの段取りと使うブロックが出ます。
目安 5分今夜の持ち帰り
ゼロから考えません。先週すでに自分の手でやった作業を3つ書き出し、そのうち来週もやる1つを選ぶだけです。選んだ1つが、1人目の担当になります。
思い出せるものでOK。うまく言葉にできなくてもかまいません
仕事でも、発信でも、家のことでもかまいません
「面倒だった」ものほど、社員に向いています
①〜③のうち、来週もやるものを1つだけ選んで書き写してください。これが最初の発注になります。
読み違えないために
この資料の前提と、書いていないことを先に置いておきます。
今夜の持ち帰り
3つとも、今週のうちに終わる大きさにしてあります。やった人は Discord に貼ってください。
先週やった作業を3つ書き出し、来週もやる1つを選ぶ。ブロックA(第3章)で1件出し、納品に「採用」か「ここを直す」を返すところまで。
言ったあとで SKILL.md を開き、1行増えているのを自分の目で確認します。
第2章の健康診断を押して、「うちの会社: ◯◯(n/5)」を配布スレッドか勉強会チャットへ。
図: 4週間の育て方。3週目は「次回も」と付けた指摘を手順書へ。あくまで型なので、自分のペースで伸ばしてかまいません。
やることは3ステップだけです。① ZIPを解凍する ② そのフォルダを開く ③「START-HERE.md を読んで、会社を建てて」と言う。もし「node が無い」と言われたら、配布スレッドに1行書いてください(その場で案内します)。
3行だけ持ち帰る
今夜の90分を3行にすると、こうなります。
今日、発注を1件だけ出す。
図: 持ち帰る3つ。迷ったら、この3行に戻ってください。
この資料の元になった情報
引用・エピソード・数値は、以下に書かれているものだけを使っています。